毎年10月18日はトラック、バス、タクシーなどに乗務するすべてのプロドライバーに感謝するとともに、プロドライバーの地位向上を目指す日としてドライバーの日が制定されています。

最近では自動で乗用車を運転できる車が発売されたり、ドローンで商品を配達するなどの研究がさかんにおこなわれています。しかしこの世の中がいくら進歩してもドライバーの代わりにロボットが荷物を運ぶことは難しいのではないかと思います。 貨物トラックによる運送事業社は言うまでもなく、荷物を運ぶという観点からドライバー中心型の労働集約産業であります。  燃料高騰による経営環境の悪化で、しわ寄せを最も受けているのは現場で働くドライバーだと言われています。残業代や各種手当のカットだけでなく、賃金を落とさざる得ない運送事業者が増えているのが現状です。 先月号でもお知らせいたしましたように、日本全国の方々の衣食住を支えているのは言うまでもなく、日夜配達をしているドライバーで世の中を支えている一員であることは事実であります。

賃金の上昇及び労働環境の改善を目指していく事は物流業界にとって、大変大きな課題ではありますが、必ずその大きなハードルを越えなければ未来に向けた新しい物流にはつながらないでしょう。 このような背景から、ドライバーの地位向上とドライバーへの感謝の気持ちを再確認する日として『ドライバーの日』が日本記念日協会から認定されています。 物流業界全体がさらに飛躍していくことを節に希望したいと思います。

2016_10

line_02

●ドライバーの日(詳しくはこちら)
●物流ウイークリー(詳しくはこちら)
●一般社団法人 日本記念日協会(詳しくはこちら)

line_02